63億異聞録 -6ページ目
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リアルマリオ



多分、誰もが知っているテレビゲームの一つ


「スーパーマリオブラザーズ」


その象徴的キャラクターの
「マリオ」

・・・まさか実在していたとは。。。



俺はその日、いつものようにレジを打っていた。

タバコ1箱と缶コーヒー1本・・・


「はいっ、390円ちょうだいいたします。」


財布からお金を取り出しているお客さん・・・

っとその時、一人の男が店に入ってきた。。。


俺は「いらっしゃいませ~!」と言いながら、

ちらっとその男を見た・・・




そして、視線は彼に釘付けになった!








あのヒゲ、あの鼻、あの帽子・・・
間違いない!マリオだ!





男(マリオ)の身長は170cm前後だった。





間違いない!
きのこ食べた後だ!







これからピーチ姫を救うべくクッパを倒しに・・・



ん!?












のんきにコンビニなんて
寄ってる場合じゃない
だろが∑( ̄□ ̄lll)!!







そんな俺の心配も知らずに
マリオはいくつかの商品を手に取り
レジへとやってきた。。。



マリオが買った物は・・・




「新聞」

意外と情報通だ・・・





「パソコン関連の雑誌」

情報通・・・そして何より最先端!!










とどめに「エチケットガム」



おいっ!
マリオが口臭気にしてんじゃねぇよ!







なんてこった・・・マリオがこんなに
紳士だったなんて・・・。



そういえば・・・


黒光りしてきりっとした

ダンディな黒ひげ。





りりしい事この上ない

りっぱな鼻。





「あんな帽子は見たことない!きっとかなりのレア物に違いない!」
って、誰かが言ってたような気がしないでもない

変な素敵な帽子。。。







ジャンプしてブロックを壊しながらも

新聞の一面記事に目を通すマリオ。






コインを取りながらも

ノートパソコンの値段を気にするマリオ。










クッパと死闘を繰り返しながらも

口臭が気になって
それどころじゃないマリオ。








な、なんて
ジェントルマンなんだ!!





そりゃピーチ姫も惚れるわけだよ・・・。



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レベルアップ男



俺が働いているコンビニでの出来事。。。


ある晴れた日の朝8時。
彼は現れた・・・。


短髪キンパでメガネをかけた20代前半の細長い男。

普通に品物を選び・・・普通にレジへと来て・・・普通にお金を出して・・・。

そこまではありふれた日常丸出しの
普通の男だったのだが・・・。
あまかった。。。



まさか、、、まさか彼が
レベル上げ中だったとは!


それは俺がおつりを彼に渡した直後の事だった。


「はい、じゃあ、、、7円のお返しになります。」


そして俺が彼の手のひらに
5円玉1枚と1円玉2枚を乗せた瞬間!














チャラララッ チャッチャッチャ~♪
(ドラクエのレベルアップ音の着メロ)














7円貰って
レベルアップしちゃってる
━━∑( ̄□ ̄lll)━━!!





・・・いやぁ、、、びっくりした。。。
まさかコンビニで経験値が稼げちゃうなんて・・・。




その後、レベルアップしてうきうきの彼はすぐさま
ポケットに手を伸ばし、携帯をチェック・・・
そしてニヤリ・・・。



あっ!心なしか彼がさっきよりも少しだけ
”かしこそう”に見える!

かしこさが1上がったに違いない。



あれ?そんなに筋肉あったっけ?

ちからも1上がったらしい。



そういえば・・・
なんとなく動きが素早くなったような・・・。

すばやさも1上がったっぽい。



ん?この人の顔・・・どこかで見たような・・・
ほら!目がくりっとしてて、
髪型はベッカムがして人気が出たソフトモヒカンで、
名前の最初に”も”がつく・・・

も、も、、、森山・・・じゃなくて、

も、も、、、森田・・・じゃなくて・・・


も、も、も、、、、、、
























”ももんじゃ”だ!




もしかしてご家族の方?

かっこよさは上がらなかったらしい・・・(確定)




彼は今日もどこかで
レベルアップに励んでいることだろう。

いつの日か・・・かっこよさが上がる日を夢見て。。。



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